2015年10月20日火曜日

【特別講演】現代中国針灸学の形成に与えた日本の影響・・・新医協全国研究集会のお知らせ

新医協が主催する第68回全国研究集会が11月7日(土)~8(日)に行われます。 
8日(日)に行われる鍼灸部会特別講演では、中国科学史研究の第一人者でいらっしゃる真柳 誠先生(茨城大学人文学部 教授)をお招きして、現代における中国と日本の鍼灸の特徴や立ち位置について改めて考える機会にしたいと思います。
 【特別講演】 
「現代中国針灸学の形成に与えた日本の影響」
 

〇日時:11月8日(日)13:20~16:30  
〇会場:東京労働会館ラパスホール(大塚駅より徒歩5分)  
〇講師:茨城大学人文学部 教授 真柳 誠先生

中国では清の1822年に太医院の針灸科が廃止されて以来、針灸はほとんど民間療法になっていた。一方、日本では明治維新以降、西欧医学を導入して伝統医師の根絶策を進めたが、針灸だけは近代医学も教育した針灸師の形で存続し、科学研究もなされてきた。伝統が途絶えていた中国は、これゆえ日本に大きな刺激と影響を受けたのだった・・・その門下が1956年から各地に設立された中医学院で教鞭にあたり、60年に刊行された中医学院の第一版統一教材も編纂している。現代中医学の黒核はこの第一版教材で築かれており、いま日本と中学の針灸医学に湯液ほどの祖語がないのは、この歴史経緯が背景にある。

その他、鍼灸領域プログラムの一般演題
○目を動かす神経が鍼灸で治った例 中山かおり氏
○腎臓障害と耳 安部深穂氏

●参加費・・・チケットは2日間有効です
学生1000円/会員2500円/一般3500円

●参加申し込み・お問い合わせ
TEL&FAX:03-3358-0534(新医協鍼灸部会事務局 松本)
Mail:shinq-bukai-jimukyoku06@pop.707.to
お名前・人数・所属・ご連絡先をお知らせください。

新医協鍼灸部会広報部
http://shinikyo-shinkyu.com/